メロンとバナナ

盤紹介とか書評とか。

Spacemen 3 / Taking Drugs To Make Music To Take Drugs To

Artist Spacemen 3
Title Taking Drugs To Make Music To Take Drugs To
Label Space Age Recordings 056
Date 2018


1990年にFather Yodからブートレッグでリリースされた初期デモ音源集。

1994年にBomp!から収録曲を追加してCD化されており、それが当時タワレコ等の大手にも出回っていたので、ブートレッグではあるが結構有名なコンピレーション(当時は正直ブートレッグだとは思っていなかった)。

2000年にSpace Age Recordingsから正規版としてリリース。今回はそのリイシュー版であり、収録内容は変わってないが、ジャケットがオリジナルLP時に近いデザインに変更となっている。

1〜7+9曲目は、「ノーサンプトン・デモ」と呼ばれる初期デモ音源。録音は1986年1月。このデモによりGlass Recordsと契約し、1stアルバムがリリースされることとなった。 デモなので録音は粗いが、ガレージバンドとしての魅力は1stよりも高い(ソニックもジェイソンも1stよりこのデモのほうが好きらしい)。

その他の収録曲は、8曲目は1987年のデモ、10曲目は1stアルバムのアウトテイク、11〜12曲目は1987年のリハーサル音源、13曲目は1987年のライブ音源となっている。

Space Age Recordingsは、当時ブートレッグとして出ていたコンピレーション等を積極的に正規版としてリイシューしており、Spacemen3に対する思い入れの強さを感じられる。

特に本作は、象徴的なアルバムタイトルも含め、初期の代表作としてふさわしいコンピレーションアルバムであり、正規にカタログ化されたものが聞けるのはありがたい。

Taking Drugs to Make Music to

Taking Drugs to Make Music to